結婚の挨拶に、「服装」という要素はその婚約が成立するか否かの重要なウエイトを占めています。男性であればなおの事で、義両親があなたに大事な娘を任せて良いかどうかの一つの判断材料となるのです。
これを疎かにする事で、義両親からの信頼を得られず破談となる・・・確率的にはそれほど高くは無いのでしょうが、決して無視して考えて良い程低いものではありません。
言わば第一印象であり多くの方はこれを軽視する事は無いのですが、思わぬ勘違い等で義両親との感覚のズレが生じるかもしれません。ではこの結婚の挨拶に伴う服装・・・何を注意し、どのように考えて行けば良いのでしょうか?
結婚挨拶時の服装で注意すべき6つのポイント
結婚を考えるまでに深まった彼女との関係・・・義両親への挨拶程度の事で全てを壊してしまうような結果だけは避けたいものです。その為には服装に対して一定に注意を払う必要があるのです。
今回は、その為にあなたが注意すべき6つのポイントについてお伝えします。
1.やはり「正装」だが・・・
結婚の挨拶に、ピリっと決まったスーツを着て彼女の実家に赴く・・・服装選びとしては「常識」であり同時に100点を与えられる事でしょう。ただし、これだけ述べるのであれば今回の記事は必要ありません。
現代は従来と違い、頑なに正装を求める時代ではなくなりました。時としてありきたりな正装をさほど求めず、普段通りの服装でその人となりを見たいという意見も多く現れているのです。
しかし、「基本は」正装である事だけは忘れてはいけません。
2.カジュアルの意味
「今はカジュアルな服装でも結婚の挨拶は可能!」と謳う雑誌等も多いのですが、そもそもこのカジュアルの意味・・・しっかりと理解出来ていますか?
結婚の挨拶にカジュアルな服装を選択するのはあなたになるのですが、「あなただけが」カジュアルでは意味がないのです。
カジュアルの本来の意味は「軽い感じ」となるのですが、義両親世代の場合はその本来の意味が伝わっていない可能性があります。そのギャップを考える事も忘れないようにしましょう。
3.世代の違いを考える
これは項目2にも関連しているのですが、結婚の挨拶に伴う服装の考え方については、どうしてもジェネレーションギャップを無視する訳にいきません。理由はやはり、固定観念によるものが大きいからです。
偏見かもしれませんが、ある程度年齢を重ねると「結婚の挨拶にその服装は認められない」と頑なに考える方が、我々結婚を考える年齢より多く存在するのが実状なのです。「娘の両親」であれば、その傾向は余計に強いと言えます。
4.「個性」をどう出すのか
基本、男性は正装をすると女性のそれと比較して没個性となります。理由は、結局のところスーツ等に落ち着くからです。
逆に言えば、結婚の挨拶に着ていく服装を考える必要がないと捉えられますが、その中で個性を出して行きたいと考えるのであれば、その常識の枠を超えた服装を考えなければなりません。且つ、彼女の両親に無礼とならないような配慮が求められます。自分の個性を出して行きたいのであれば、この辺りをしっかりと考慮しましょう。
5.付加的な要素を加える
「挨拶」から少し外れますが、正装から逸脱しラフな服装で結婚の挨拶を考えられている方は、「保険」の意味で付加的な要素を付け加えて挨拶に赴きましょう。
では「付加的な要素」とは何か?となるのですが、簡潔に言えば「義両親の好物」や「例説を弁えた手土産」等になります。
もし服装で失敗した可能性が考えられても、この付加的要素にてあなたの「事前の努力」が認められる事もあります。結婚の挨拶は一発勝負が基本です。怠らないようにしましょう。
6.「服装」を超えるもの
今回の記事は「結婚の挨拶の服装」という事ですが、それだけに捕らわれずにそれを超える何かを考える事も必要です。具体的にそれが何かと言うと、彼女の両親に対するサプライズ的な何かとなります。
結婚の挨拶は、概ね義両親もピリピリしている事が多く、良い意味での「驚愕」や「喜び」を与える事で、その結婚の挨拶を服装抜きで成功させられる可能性があるのです。義両親に対する事前のリサーチを忘れてはいけません。
やはり基本となるのは「正装」であり、それ以上それ以下のものは無いと認識して下さい。ただ、自分の持ち味や色を出す事で、時として「常識」と同等若しくはそれを超える評価を受ける事もあります。
義両親の性状を事前に把握して、適切な服装を心掛けましょう。
まとめ
結婚挨拶時の服装で注意すべき6つのポイント
- やはり「正装」
- カジュアルの意味
- 世代の違いを考える
- 「個性」をどう出すのか
- 付加的な要素を加える
- 「服装」を超えるもの