夫婦の終焉である離婚・・・その末路を辿る夫婦は、この近年ますます増加の傾向にあります。
多くの場合お互いの協議の上で離婚を決意しており、二人は別の人生を歩み始めお互いを忘れていく事になるのですが、一定の割合で「後悔」に至り後を引きずり続ける者も居るようです。
自らその道を選んだにも関わらず、そのような後悔に至る理由とは何なのでしょう?既にお互いが別々の道を歩む事を決意し、これから新たな道を切り開くのに際し足枷となっている理由とは何なのでしょうか?
離婚に際し後悔に至る5つの理由
円満離婚・・・それはあくまで「その時」だけのものです。お互いが別の道で何年、何十年と生活を続ける内に、当時は思いもよらなかった後悔の念が、今更のように押し寄せてくるのです。
その理由とは何なのでしょう?今回は、一般的な離婚後の後悔を5つご紹介します。
1.押し寄せる寂しさ
離婚後の後悔としては、最も多いものでしょう。お互いが重々に話し合い決別の道を選んだ後、いざそれが現実になった時に初めてそれを感じるのです。
きっと話し合いの最中には微塵にも思わなかった筈です。何故なら、その話し合いは「二人で」行われていたのですから。
常に傍らに居て、空気のような存在になった伴侶は、失われてからその必要性、重要性に気付く事が出来るのです。後悔を覚えた頃には時既に遅しであり、二度と戻れない離婚前のあの頃を思い出し涙する事でしょう。
2.子供との別れ
これは夫婦というより、男性である夫が該当するでしょう。子供を持つ家庭が離婚危機となれば、当然親権の問題が発生します。
そして親権は、子供への直接的な暴力行為やネグレクト等さえなければ我が国においてはほぼ100%、女性である妻が獲得します。よって、男性にとって離婚とはイコール子供との別れになるのです。
離婚前はさほど思うところも無かった子供との別れ・・・時が経つにつれて強い後悔に至る事が多いようです。当然です。「我が子」なのですから。
3.生活苦によるもの
このケースは、比較的離婚前に裕福な生活をしていた妻側が該当します。離婚前には微塵にも思わなかった「貧困」・・・それが自分に重く圧し掛かってきた時に後悔となるのです。
これに関しては、「夫が居なくなった場合」を想定するだけで容易に理解出来る筈なのですが、ある程度裕福な生活を続ける内に「お金を稼ぐ事の難しさ」を忘れ、離婚後の生活水準の著しい低下を見抜けず後悔という結果に至ってしまうようです。
過去の生活を忘れられず破綻してしまう女性も居るので要注意です。
4.世間体によるもの
世間体というものは日本人ならではの感性であり、この部分が軽々しく離婚を決断させない要素となっているのも事実です。
それにも関わらず離婚に踏み切ってしまうのは、世間体すら上回る原因がそこにあったのだと考えられます。
とは言え周囲の目・・・覚悟していたとは言え離婚後はとても気になる事でしょう。女性であればいわゆる「出戻り」となり、近隣からの好奇の視線は離婚を後悔させるに十分なものだと言わざるを得ません。
男性であっても、職場の同僚や身内からの視線は後悔となる事でしょう。
5.本当の気持ち
これは簡単です。やはり好きだったんです。しかし、売り言葉に買い言葉で離婚を決意してしまった・・・もはや後悔しか残りません。
本来、このような理由で離婚を判断するのは問題があるのですが、現代は従来と比較して成人が幼いところもあり、感情的に離婚を決断する夫婦が後を絶たないようです。
ただこの場合、感情的な離婚話に応じた「あちらも」後悔している可能性が極めて高いと考えられ、復縁の確率はどの離婚事由もよりも高いと考えて良いでしょう。
もう一度相手と話し合い、今度は「後悔しないよう」大人になって下さい。
各項目は、最も一般的に割合として多い離婚後の後悔となります。
協議離婚はお互い冷静に事を運んだつもりでも実は感情に流されるところも多く、その時気付けなかった事が後になって後悔としてあなたに訪れてしまうのです。
もし離婚を踏み止まる事が出来るのなら・・・
まとめ
離婚に際し後悔に至る5つの理由
- 押し寄せる寂しさ
- 子供との別れ
- 生活苦によるもの
- 世間体によるもの
- 本当の気持ち