何時の世も、道を歩けば多くのカップルとすれ違う事が多く、恋愛という要素はそれこそ「当たり前」である事が伺えます。しかしこの現代、その当たり前から大きく外れてしまった存在があります。
それが「恋愛ニート」です。これまで生きて来た中の何らかの経緯で、恋愛そのものを諦め興味を無くしてしまった事により、恋愛という要素が遠い存在となってしまったのです。
では一体どのような経緯で恋愛ニートの状態に至り、どのような葛藤をし、どのような苦悩を抱えているのでしょう?
恋愛ニート達が恋愛を諦め興味を無くした理由5つの事情
恋愛ニート達は「とある事情」で恋愛を捨てる結果になりました。そして、きっとその経緯は誰にも話さず胸に抱え込み、これからの人生を生きていくでしょう。
そんな他人には中々話せない胸中・・・今回はそれらを丸裸にし、5つの事情としてご紹介します。
1.年齢=恋人が居ない期間
これはあくまで結果論によるものとなりますが、現在恋愛に興味が無い人であっても、過去に恋愛経験がある方はごまんと居ます。
しかしその恋愛が成就しなかった事を起因とし、「年齢=恋人が居ない期間」が長く続く事により、徐々に恋愛に興味を無くしていくのです。
加えて、「自分は愛された事がない」「自分を好きになってくれる異性などいない」という思考に陥り、恋愛ニートがさらに加速しさらに自分の世界を狭めてしまいます。
恋愛を失敗した事による恋愛への恐怖、それによりさらに恋愛が遠ざかるという負のスパイラルとも言えるでしょう。
2.無職である事
現代ならでは多いと言える事情ですが、無職である事により「とてもじゃないけど恋愛なんて出来ない」と、結論付けてしまい、恋愛ニートになるのです。
たしかにそれは正論です。何故なら「恋愛はある程度のお金が掛かる」のが当然だからです。そもそも職を持たないのですから、異性と巡り会う、異性とデートをする等、恋愛のきっかけすら難しい状態です。
例え誰かを好きになる状況が現れても、相手が無職であるならば、付き合う可能性は低いと考えられます。自身に職が無いという現実により、自らその恋愛を放棄する事でしょう。それにより、結果的に恋愛への興味を無くし、恋愛ニートになっていきます。
3.周囲との比較
恋愛ニートは自分の周囲を見渡して、明らかに自分が周囲より劣っていると認識しています。それにより劣等感が生まれ、自信喪失し恋愛自体考えられなくなるのです。
自分より上を見ていてはキリが無い事を知っているにも関わらず、それを止めずに上を見続け新たな屈辱や劣等感、焦燥感を生み出しています。こうなれば恋愛どころではありません。
「このままじゃいけない」と考える人であれば、いずれそこから這い上がる可能性もあります。しかし、最終的に開き直り、恋愛など頭の片隅にすら置いていない恋愛ニートも多く居ます。
4.ネガティブな思考
「自分が顔が良くないから」「自分なんかと付き合ってくれる訳がない」・・・このような考えの末、諦めた恋愛ニートも多く居ます。
これらの考えは、自分のコンプレックスを実際異性から指摘された、からかわれた等の直接的な原因であるケースが多いようです。
人には、他人に絶対に指摘されたくない部分が存在します。そこを突かれる事により、思考がネガティブとなってしまう可能性があるのです。
恋愛ニートの多くはそれに該当し、好きな相手や気になる相手に屈辱的な扱いを受け、恋愛を諦めるどころか恐怖すら覚える事もあります。
5.異性に対する勝手な期待
恋愛を諦めている恋愛ニートは、そこはかとなく異性に対しても諦めている傾向があります。項目1に準じますが、「年齢=恋人が居ない」ニートの場合は相手にもそれを求める節があります。
そして、それが「最低条件」となっている事も少なくはありません。年頃の異性であれば恋愛など普通にしています。それに伴い、色々な経験もあった事でしょう。
それにより「自分の理想」に出会えず、結果恋愛そのものを諦めるのです。そして、年齢が進めば進む程「これだけ待ったのに」「今更妥協なんて」と頑なになり悪循環に陥るのです。
恋愛ニートは恋愛ニートなりの恋愛感を持っています。しかし、概ねその恋愛感は一方的なものであったり、自己中心的なものであり他人に受け入れられません。
恋愛ニートの苦悩というのは、あくまでそう言った他人に受け入れられない「自分の世界」という狭い範囲で行われているのです。
そこから抜け出る一歩を踏み出さない限りは、恋愛ニートからの克服は難しいことでしょう。
まとめ
恋愛ニート達が恋愛を諦め興味を無くした理由5つの事情
- 年齢=恋人が居ない期間
- 無職である事
- 周囲との比較
- ネガティブな思考
- 異性に対する勝手な期待