相手の事が好きであればあるほど、些細な事で嫉妬を覚えてしまう傾向にあります。そして同時に、それを克服したいと言う気持ちも嫉妬と共に生まれ、葛藤に悩まされる方が世には数多く居るのです。
強い心を持って克服としたいところですが、その為にはどのような考え方をしていけばいいのでしょうか?
心を強く持ち嫉妬を克服する為の7項目
その出来事は些細であった筈です。ですが、それにより嫉妬という感情が生まれた自分・・・さぞ思い悩む事でしょう。
その嫉妬の要素を知れば、克服のきっかけとなり、結果それを心の栄養とし、強い心となる事でしょう。その為の7つの項目をご紹介します。
1.何故嫉妬しているのか
克服への第一歩的要素です。あなたは相手の何に嫉妬しているのですか? 最初はここの探求から始めなければなりません。
まず、個人がその相手に嫉妬するケースとして、「過去」「交遊関係」の2つが割合としては圧倒的です。あなたが相手に対して嫉妬を覚えた出来事や、日常で相手に対し何に憤りを感じたのか思い出してみましょう。
物事の本質を自分の目の前に晒さなければ、克服は始まりません。
2.過去への嫉妬
嫉妬を克服するという点では最も難易度の高いものです。何故なら、既に過ぎ去ってしまった経験を無くさせる方法は存在しないからです。
「過去」で嫉妬を感じる場合、それは相手が自分以外に好きな人が居た経験があるからですか? 以前の交際相手ですか? 自分の知らない者とキスをした経験があるからですか? 相手が交際相手と肉体関係があった経歴からですか?
しかし、この経験が「あなたに巡り合う為」であればどうでしょう?
未来は些細な過去で変化します。相手の全ての過去どれひとつ抜けても、あなたに巡り合う事は無かったのです。
3.交遊関係の嫉妬
これは日常的によくあるもので、これを原因とする嫉妬の克服については、原因そのものの排除により、克服は容易だと言えます。
ただ、問題点として挙げられるのが、個々の考え方です。交遊関係が「ここまでなら良い」、「ここからは駄目」等の基準は人によりけりなのです。
これの克服に関しては、まずは相手としっかり克服に向けた話し合いを行い、その基準のすり合わせを行いましょう。あなたの基準を押し付ける事だけはやめましょう。克服どころか、相手は直ちにあなたから離れて行く事になります。
4.「克服」を履き違えない
その嫉妬の「克服」の解決方法を、大きく勘違いしている方も居ます。要するに、湧きあがった嫉妬心を無理やり心の中にしまい込む、ねじ伏せようとする、忘れようとする、と言った方法です。はっきり言いますが、これは将来的な関係の破綻が免れません。
簡単に言えば、あなたは「無理をしている」のです。それは解決方法ではなく、あくまで対症療法であり根本治療ではないのです。それは本当の意味での克服ではありません。
5.気持ちの整理
あなたが相手の何に嫉妬しているか理解出来ましたか? では、その嫉妬心を持つあなたは、相手とこれからも仲良くして行きたいと思っていますか? もしそうであるなら、その時点でおおよそその嫉妬は半分以上克服されています。
嫉妬の最も怖いところは、嫉妬に狂った結果「関係の終焉」を望んでしまうところにあります。そこまで来れば、もう克服どころではありません。
これまで、自分が何を悩んでいたのかしっかり整理して自分の気持ちを思い出してみましょう。
6.相手の何が好きなのか
結局あなたは、相手の何が好きで接点を持ったのでしょう?
容姿、性格、話し方、料理上手等、その要素は様々ですが、一言だけ言っておきます。それは相手のこれまでの「過去」と「交遊関係」が作り出したものです。どの過去、交遊関係が抜けても、あなたが好きになった相手は存在しないのです。
早い話が、相手の過去や交遊関係を否定する事は、「現在」の相手を否定する事に気が付くべきです。
7.知れば強くなれる
あなたはこれまでの過程で、相手に対する嫉妬の原因を知り克服のきっかけを掴む事が出来ました。でもそれは、あなたに出逢うまでの過程に過ぎない事が理解出来たと思います。
相手の過去や交遊関係を「知りたくない」と頑なに耳を塞いでいたあなたは、それを知った事により相手の個が形成された経緯を理解出来たのです。
聞かない事が良い事もあります。しかしこの場合、知る事により強くなれるのです。
いかがでしたか?
嫉妬の克服はそう単純なものではありません。出逢うべき二人は、これまでの経験してきた事と周囲の人間との様々な関係があったからこそ、「出逢うべき」となったのです。
過去の否定は、同時に現在の否定となる事を頭の片隅に置いておきましょう。
まとめ
嫉妬を克服するための強い心を持つ7つのポイント
- 何故嫉妬しているのか
- 過去への嫉妬
- 交遊関係の嫉妬
- 「克服」を履き違えない
- 気持ちの整理
- 相手の何が好きなのか
- 知れば強くなれる